黄昏サラウンド

　はいさい。
今日病院に行きました。
とても待たされることを予想して、
かなり前から読みかけていた本を持っていきました。
以前、このシリーズの小栗旬バージョンと水川あさみバージョンを見ましたが、
やっぱり原作と設定は違っていました。

水野敬也　夢をかなえるゾウ
　かなり有名な作品ですよね。
変わりたいと思っている1人の青年が、
インドの神様ガネーシャに出会い、
毎日課題をこなしながら成長していく物語。
私は、病院の待合室で読み終えましたが、
自分に勝手に重ね合わせて読んでいたら、
読み終えた頃には、待合室で泣いていました。

　ガネーシャの課題はたくさんあるのですが、
わたしの中で1番好きなのは、
『毎日、感謝する。』です。
自分の中で何か足りないと感じていて、
それを何かで埋めようとするのではなく、
自分は十分満たされている、
自分は幸せだから他人の中に足りないところを見つけて、そこに愛を注いでやる。
この状況になってすべてが自然に手に入る（文中より一部省略）。

　当たり前にあるこのすべてが、誰かの努力の結晶で、
友達も、家族も、出会う人々も自分が生きていくために存在してくれているんだ。
だから、ありがとうなの。

　そう思ったら、今回の事件で連絡した、
会社の皆や、家の人たち、1番にーにー、友達に本当に感謝だなって思って、
泣いてしまいました。

　やっぱり感謝の気持ちは大切です。
どうゆうわけだか、感謝の言葉を口にするのを私は照れて言えない事があります。
もう少し素直になって、いわなきゃいけない。
素直に言える人になりたいと思います。

　皆心配かけてごめんね。
実沙大丈夫だから。
ありがとう。

　そんな気持ちで読み終えた本でした。