黄昏サラウンド

　はいさい。
しばらくの間お休みしていました。

　ずーっと事件が続いて、どんな環境でも休まるところがなくて、
気付けば、1番にーにーが、
『怒らないで聞いてよ？
お前たぶん、うつ病だぜ。病院にいって来い。』
と言うくらいにまで、なっていました。

　実沙の事をずいぶん分かってくれている1番にーにーが、
『お前かわったよ、悪い方に。』って言わざるを得ない状況。
事件が始まってから、今まで全部話を聞いてくれた1番にーにー。

　このまま、実沙が悪い奴になったら、
1番にーにーも実沙の事嫌いになっちゃう。
そんなの嫌だ!！

　そう思って、2日後病院に行くことを決意。
浦添の病院に行ってきました。
結果、心の病気だと判明。
さらに『今日の日付から一週間、会社には行かないでください。
家でおとなしく。診断書を出すので、
自分じゃなくて誰かに持って行ってもらってください。』
と、病院の先生に言われました。

　正直、こんなに悪いとは思っていませんでした。
だから自分でもびっくりしました。

　と言うことで、5月28日から6月4日まで、
療養となりました。

　突然やることがなくて、なんかしようと思ったとき、
聞きたい歌を思い出して、You　Tubeで検索。
すると、その歌に関連するかなり懐かしい動画が出てきました。

『電波少年　南北アメリカ大陸横断　ヒッチハイクの旅』


You Tubeでは、1から57までありました。
全動画が、5分から10分くらいのもので、
それでも全部見終わるのに結構時間がかかりました。


　率直な感想としては、
療養中に、まずこれにたどり着けたことに、ありがとうございます。
実沙も頑張んなきゃいけない。早く前の元気な実沙にもどりたい。
でした。


　↓パナマに行きたいんだけど陸路は危険でダメだから、
海から行こうとしてるんだけど、ことごとく断られる。
5日目にようやくパナマへ。



　↓印象深いボブさんシリーズの最後。


　1997年12月31日ついにゴール。


　先に進みたいのに何日も車がつかまらなくても、
お金がなくて働きたいのに職が見つからなくても、
つらくて、悔しくて泣いても、諦めない姿勢が素晴らしかった。
そして、人間の優しさにも、感動しました。

　どんなに厳しい状況でも諦めないで、
前を見て進んできた2人に、とても励まされました。
たまたま見つけた動画にこんなに励まされると思っていませんでした。
感動を伝えたいんだけど、うまく伝えられない

　この1週間、これからの事をずいぶん考えました。
うーん、これから私は何をして生きよう？
何を目標に進もう？

　でもこの二人みたいなでっかい夢や目標は見つけられませんでした。
でも、昔母さんが言っていた事、
『あんた、普通の生活をするって簡単に言うけど、
普通に生活をする事は大変な事なんだよ。』
を思い出します。

　だから、とにかく今は、
『心が穏やかで、普通に笑えて、普通に人を信じられる、生活。』
を目指して頑張りたいと思います。

　今までは、そんなこと当たり前にできてたのに、
こんなことを目標に生活するなんて思っていませんでした。
それだけ、心が荒んでいたんでしょうね。

　私が私に戻るために、歩きたいと思います。