黄昏サラウンド

　はいさい
今日で働いて居た所との契約が終了しました。

　少し前から準備していた皆へのプレゼントと手紙をセットして、
ここを去ってきました。

　セットしている最中、
明日皆が出勤してきたときの顔を思い浮かべながら、
わくわくしながら、サンタさんのような気持ちでした。
でも、本当は、寂しいんだけどね。

『お前は残らなくて正解かもな。
だって、俺らももう少しで辞めるだろ？
そしたら、何にも言わないお前の事を分かって、
かばってやれる奴が居なくなることになるんだもん。』

　7年前から知っているいつもふざけてばっかりいる奴が、
私にこんなことを言っていました。
そんな思いでいたとは・・・。　知らなかった

　いろいろ思い出しながらセットして、
やがて泣くかな～？？
なんて思っていたんですけど、泣きませんでした。

　明日から、何もない毎日が始まります。
これから何をしよう？

　来年海やるの？
もう全然違う仕事しても、海に未練はないの？
ライフガードとかダイビングとか肉体労働ばっかやってきた人に、
いったい何ができるの？

　だから、終わりの始まり。